野球シミュレーターを作ってみる(プログラミング環境づくり編)

シミュレーション

本記事の内容

今回は野球シミュレーターを作るための環境づくりを行います。

前回までの記事で、

  • 用いる選手成績の項目
  • 選手成績を元にしたシミュレーション入力用データの計算
  • シミュレーターを野球としてしての特性を保ちつつ単純化するための仮定
  • 野球で想定される様々な場面について整理しました。

早いところプログラムとして実装していきたいところですが、一歩ずつ進んでいきましょう。

シミュレーター用プログラミング用の環境づくり

少し情けない話ですが筆者は学生時代に「MATLAB」というソフトウェアを用いて数値解析用のプログラムを作成していたくらいで、プログラミングに関しては結構な素人レベルだと思います。VBAやPythonも初歩的なデータ処理に使ってみたことがある程度です。そんな私ですので、実際にプログラミングの世界でお仕事をされている方からするとお子ちゃまレベルに見えると思いますが、大目に見ていただけると幸いです。

私のパソコンにシミュレーターのプログラミングができる環境づくりをするところからスタートします。

使用言語

使用言語はPython(パイソン)を用いたいと思っています。

Pythonを用いる理由としては

  • 広く汎用されているため、世界中に使用者がいたり、オンラインでの解説サイトも存在していたりして、何かしら必要な情報が見つけやすい
  • 私がこれまでの人生で唯一使いこなせていた(と思っている)MATLABに近い設計になっている
    これは元々周囲のMATLAB・Python使用者からも聞いていましたし、以前お試しで使った際にも同様の感想を持ちました
  • お金がかからない

といったところです。

ソフトウェアのインストール

Python用のプラットフォーム「Anaconda」のインストール

まず手始めにPythonのパッケージが用意されているプラットフォームである「Anaconda」をこちらのサイト(⇒https://www.python.jp/install/anaconda/index.html)からインストールします。

(Pythonのパッケージを直接ダウンロード・インストールする方法もあるようなのですが、プラットフォームから入る方が私は分かりやすかったです)

英語で分かりづらいかもしれませんが、ダウンロードやインストールの手順は、リンク先で丁寧に書いてくださっているので、参考にされてください。

インストールにあたって私が選択したのは以下の通りです(デフォルトの選択のみです)

Install(インストール)を押したあとは、私のマシン(Core i5-6200U, CPU 2.30 GHz)で完了まで20分ほどかかりました。

以上でインストールが完了です。次は起動して画面の様子を確認します。

Anaconda Navigator(アナコンダナビゲーター)の起動

Anaconda Navigatorの起動には、まずWindowsボタンを押して、プログラム・アプリのリストを見てみましょう。「Anaconda3」というフォルダが出来ており、その中にいくつかソフトウェアのようなものが表示されているかと思います。 この中の「Anaconda Navigator」をクリックして開きましょう。

最初に「Anacondaインストールしてくれてありがとう!Anacondaの向上のために情報を自動送信していただけますか?」という画面が出ます。 私は特に送信するつもりがないので、チェックを外して「Ok, and don’t show again(再表示しないでください)」を選択しました。

上記画面でOKをクリックすると「Anaconda Navigator」というメイン画面が登場します。色々とモジュールが表示されていますが、今は細かい説明はさておき「Spyder」を選択して開きます(「Launch」ボタンをクリック)。

「Spyder」はPythonを用いたデータ解析に適したデザインのインターフェースになっていて、私が先述したMATLABに最も使用感が近いプラットフォームだと思います。

こんなウィンドウが出てくると思います。

画面左側がプログラムを書いていく場所(エディター)で、右上が登録した変数やプロットが現れるところ、右下がコンソールですね。

ここまで出来ればいよいよプログラムを書いていくところです。

筆者の試行錯誤が見られるプログラムが次のページでお見せすることになると思います。乞うご期待!

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